
8月3日、(財)危機管理教育&演習センター主催の「危機管理セミナーin長岡」に
弊社 経営企画室 武田が参加をして来ました。
2004年の新潟県中越地震で大きな被害を受けた、長岡市山古志(旧山古志村)の被災地視察の
報告をお送りします。
山古志での震災の状況は、現在もそのままの状態で残されてあります。
それは、当時のことを風化させることのないよう、忘れないように、そして同時に、他の地域の方への教えとして、皆が防災への意識を高められるようにしているのだと思いました。

こちらは、当時2歳だった男の子が、92時間ぶりに救出された現場です。一緒だったお母さんとお姉さんはこの場所で犠牲になっています。

道路が継ぎ目から崩れ落ち、寸断されている写真です。
現場は、今では草木で覆われて普通の斜面のようですが、よく見るとガードレールや道路が崩れたまま。
当時のテレビで見ていた現場の状況が生々しく回想されました。

地震で被害にあった軽トラックです。
乗っていた方はなんとか無事だったそうです。
新しく作られた、道路とトンネルです。
写真右側が昔の道路、国道291号線で、よく見るとガードレールがあります。
土砂の中にはまだ車がそのまま埋まって残っているとのことです。

こちらは、土砂崩れによる河道閉塞により、水没した集落です。現在も屋根だけが確認されます。
橋の反対側の建物の上には軽自動車が乗り上げた状態のままありました。
地震からの二次自然災害。想定外のことに、集落の方は本当に大変だったことを、あらためて思い知らされます。

山古志の闘牛場です。
地域経済復興の願いの象徴だと思います。
国の重要無形民俗文化財「牛の角突き」が、今年も山古志闘牛場で無事開催されました。
口蹄疫問題の対策のため、開催が心配されましたが、関係者が団結し、会場や周辺の消毒・洗浄作業を徹底するなど万全な対策を行った結果、無事に開催されたそうです。
山古志の方々には何があっても強く乗り越える力があります。

こちらはアルパカ牧場。アメリカで牧場を経営する日本人女性が、中越地震の復興に役立ててほしいとアルパカを寄贈してくれたそうです。
現在、集落の高齢者を中心とした住民達が交替で世話をしています。見学に訪れる人とコミュニケーションの場ができて、地域の人々が、次第にいきいきと交流する姿が見られるようになったとのこと。文字通り地域復興の橋渡しをしてくれているそうです。
そこに暮らす人々が元気を取り戻し、活性化することが一番の地域復興だと感じます。
山古志からのメッセージを肌で感じ、震災は物理的破壊だけではなく、経済的、または人に対しても大きな傷跡を残すことを、思い知らされた一日でした。






